時期尚早かもしれませんが、試験的に3Dプリント用モデリングデータの販売を開始予定です。同時にそのモデリングデータを利用した、3Dプリントモデルも販売予定です。第一弾はBUSCH製品に被せるだけで楽しめる、HOナロー6.5mm”神岡鉄道の車両たち”です。データの形式はSTL、モデルの形態としては未塗装完成品になります。なお、この3Dプリントモデルは、これまでの鉄道模型と考え方が全く異なりますので、従来品と区別するために”DP”(モデル)と称するようにします。
何が異なるかと言いますと、従来品はゴム部品や走行部品などの一部の消耗品を除いて永らく楽しめることを前提に製造されていますが、この3Dプリントモデルは、使用素材の都合上、車体全体が消耗品というかディスポ(DP)になります。動力部分はBUSCH製品を利用しますのでディスポではありません。使用に適さなくなるまでの期間は保管状況により一概に言えませんが、例えば数年くらいで楽しめる期間が終わるかもしれません。元々の用途としては、メーカーで製品開発の際の形状確認用モデルですので、長期間形状を保つ必要がない訳ですね。また、3Dプリントの特徴として、表面が完全にきれいにはならず、ある程度の筋模様が入ります。気になるようであれば、丁寧にヤスリやペーパーをかけることで平滑にできます。
3Dプリントモデルは現状ではそのようなものになりますが、とは言っても、ディティール豊かな未塗装完成品が比較的安価に手にできますので、「ブラスの完成品は手が出ない」「ちょっと試しに遊んでみたい」「レイアウトの情景用に」など、主にサブとして気軽に楽しむには利用価値があるかなと思っています。

(鉄道模型の新しい楽しみ方? ”DP”モデル。)
3Dモデルの世界も日進月歩でして、上記に使用する素材とは別に、高価ながら長期間使用できる素材もあるようです。上記の使用期間限定モデルに飽き足らない方は、3Dプリント用モデリングデータから(3D出力サービス業者へ依頼して)、高精度高級素材のモデルを手にすることも可能です。

(発売予定の3Dプリント用データ「神岡の酒井8トンDLタイプ」)
ということで、「いや、鉄道模型たるもの・・・」か、「そう、そんなのってアリかも」か、皆さんのお考え次第になりますが・・・さて、いかがでしょうか? 詳細は準備が進み次第アップしていきます。どうぞお楽しみに!

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